Wednesday, May 9, 2012

ベストエアライン



航空会社ランキングサイト大手のスカイトラックスが2011年度のベストエアラインの結果を発表しました。アナウンスによるとカタール航空が2008年度1位で今回2位のシンガポールエアラインを抜いて1位を獲得しました。3位には2010年度の1位のアジアナ航空が入りました。以下4位以下はキャセィパシフィック、タイエアウェイズ、エディハト航空、エアニュージーランド、カンタスエアウェイ、トルコ航空、エミレーツが顔を並べました。
投票は10ヶ月間で世界100カ国から188万人が参加しました。


ワールドベストエアライン2011

1 カタール航空(UAE)
2 シンガポールエアライン
3 アジアナエアライン(韓国)
4 キャセィパシフィック(香港)
5 タイ国際航空
6 エディハト航空(UAE)
7 エアニュージーランド
8 カンタスエアウェイ(オーストラリア)
9 トルコ航空
10 エミレーツ(UAE)

まず驚いたのが西洋の先進国と日本の航空会社が1つもランクインしていないところです。
ベストテンに入っている顔ぶれを見ていると中東、アジアがほとんどである。
理由は簡単でUAEはオイルマネーにもの言わせて新しい機体をどんどん購入したり優秀なスタッッフを世界中から集めているからである。日本以外のアジアも経済状況がよくコストダウンするような事はしていないのであろう。
日本の航空業界でいうとANAがアジア地区のスタッフサービスで1位になっている他は全くだめでしたね。私は日本の航空会社は少なくとも10位以内に入っていると思っていました。やはりリセッション以降経済的な理由で機材を新しく出来なかったりサービスや値段で対抗出来なかったのでしょう。

このランキングをみていると航空業界はある意味新参者でも良い機材と良い人材を確保出来れば一気にランキングをあげる事が可能な世界だ。
お客さんに取ってライバルがたくさんいて競争原理が働く事は歓迎すべきことなのでこのようなランキングはとても意味のある事だと思う。
(後日キャビンアテンダントの人にこのことを聞いたらこのランキングは影響が大きく非常に気にしているそうです)

しかし結局お客さんにとって自国のエアラインが言葉や文化の理解に於いて一番である事は間違いない。例えばいくらシートが快適でも日本語で映画が見れないとだめなのである。食事においてもやはり日本食を食べたい。そういう意味で言うと一見航空会社がたくさんあってお客さんが選べる環境に見えるが実質はあまり選択肢はないのである。ご存知の通り日本においてはJALANAの2つくらいだ。
日本人の目線で言うと日本の他の航空会社にもっと参入してもらいたいと思うしもっと各社独自のサービスを提供して切磋琢磨してほしい。安全性、キャビンの快適性、食事、エンターテイメント、ホスピタリティ、マイレージサービス、価格などいろいろ差別化のアイデアはあると思う。

でも安全第一で競争してくださいね。



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